のびのびと気ままに過ごしている野良猫をみると、ウチの猫も外で自由に過ごさせてあげたい…
と考える方も少なくないでしょう。
かく言う私も常々そんな妄想に想いを馳せております。
ただし、実際に放し飼いにすると様々な問題が発生することもあり、一般的には室内飼いが推奨とされています。
今回の記事ではなぜ室内飼いが必要なのか?3つの理由で解説します。
今回は
- 放し飼いと室内飼いで迷っている方
- 放し飼いのデメリットを知りたい方
といった方へ向けた記事になっております。
まず、実際に放し飼いと室内飼いはそれぞれどんな割合なのでしょうか?
主に屋外(放し飼い) :2.2%
室内・屋外半々 :8.8%
散歩・外出時以外は室内:10.7%
圧倒的に室内飼いが多いですね。
なぜこんなにも放し飼いをする方が少ないのでしょうか
理由① 猫の身の危険
猫にとって外の世界は危険がいっぱいです。
交通事故の可能性もありますし、ノミなどはもちろん、何か病気も持ち帰ってくることも考えられます。
また最悪の場合、外に出たまま迷子になって帰ってこなくなる可能性もあります。
迷子で帰れなくなった猫は、自分の身を自分で守り、自らゴハンを探さなければいけません。
野良猫経験がある猫ならまだしも、ブリーダーさんに育てられた温室育ちの猫の場合は、外の世界で生き抜くことは難しいと思います。。
理由② 近隣住民への影響
放し飼いにすることで、近隣住民の敷地で糞をしたり、植物を荒らしてしまったりなど、近隣住民に大きな迷惑をかける可能性があります。
近隣住民に愛される猫なのであれば良いのですが、場合によっては猫が危害を加えられる可能性もあります。
また、猫きっかけでトラブルに発展するケースもよく聞く話ですね。
昔放し飼いがまだ主流だった頃ですが、飼い猫が近隣住民の車を傷つけてしまったとのことで
トラブルになったという話を聞いたことがあります。
放し飼いにするのであれば、近隣住民への心配りやケアも必要になってきます。
理由③ 室内飼いの方が平均寿命が長い
理由1でも述べたとおり、基本的に外に出る猫は危険も多く、怪我や病気になりやすいため、自ずと寿命も短くなってきます。
以下のデータにも表されています
外に出ない猫(室内飼い):15.97歳
全体 :15.32歳
「長生き=猫の幸せ」という訳ではないかもしれませんが、出来る限り長い時間を猫と過ごしたいのは全人類が思うことですよね。
室内飼いのデメリット
ここまでで室内飼いをする理由3つについて説明しました。
しかし実際には室内飼いの場合もデメリットがあるのも事実です。
・猫が運動不足になる
広い家であれば問題ありませんが、狭い部屋で過ごすとどうしても運動不測に陥りがちです。
これはキャットタワーなどを設置したり、頻繁に飼い主が遊んであげることで解消できる問題です。
以下の記事でおすすめの猫の遊び道具なども紹介していますので、よかったらご覧いただければと思います。
・部屋や家具を傷つけてしまう
猫は容赦無く色な場所で容赦無く爪とぎをします。
室内だけで飼っていると、大事な家具や家の壁が爪痕だらけになる危険性も・・・
ただ、これは放し飼いであっても発生するリスクはあります。
放し飼いであれば、単に頻度が下がるだけですね。
・猫のストレスがたまる
広い外の世界に出れないことでストレスが溜まってしまうかもしれません。
ただ、実際は猫は自分が決めたナワバリの中であればそこまでストレスなく過ごすことができるとも言われています。
となると、安全で快適な室内で暮らした方が猫ちゃんにとって幸せ・・という考え方もできますね。
さいごに
今回、放し飼いのデメリットを通して、室内飼いを推奨する記事を書かせていただきました。
放し飼いのメリットがあるのも事実ですが、それでも余りあるデメリットが放し飼いには存在すると私は思います。
と言いつつも、実際は飼い主さんによって、飼育環境や飼育方針の考え方などは様々だと思います。
私は室内飼い推奨派になりますが、それを強制はできません。
あくまで最終的に判断するのは飼い主さん自身です。
今回の記事を読んでいただき、放し飼いのリスクを鑑みた上で、自らの猫飼いスタイルを決める参考の一つにして頂ければ光栄です。
まぁとにかく猫が幸せであることが第一ですよね。
ねこねこ。
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