みなさんこんにちは。
今日は特に大事な話です。
猫ってなんでも口に入れようとしますよね。
でも、猫には食べてはいけないものがいくつか存在します。
猫が食べたものによっては死につながる可能性もあります。。

今回は
- 猫の食べちゃいけないものって何?
- 食べてしまった場合の対処は?
といった悩みをお持ちの方にお届けする記事となります。
というか、猫と暮らす上で必須の知識。
ご存知でない方はかならず覚えていってくださいな。
【危険度★★★】少しでも食べると危険なもの
いきなり危険度レベルMAXの食べ物からです。
これらを食べると、最悪死につながる可能性もあります。
多くを覚えられない人はここの食べ物だけでも覚えていってください。
ネギ類(玉ねぎ、ネギ、ニラ、らっきょうなど)

ネギ類にはアリルプロピルジスルフィドという猫の血液中の赤血球を壊してしまう成分を含んでいます。
赤血球が破壊させることで、様々な症状を引き起こします。
カレーやハンバーグなどの調理済みの料理にもよく含まれている食材なので、自炊をする方は特に気を付けましょう。
症状
貧血、血尿、血便、下痢、嘔吐 など
致死量
体重1kgに対して15〜20g程(個体差あり)
食べた時の対処法
基本的には吐き出す処置が必要になりますが、無理をせずすぐに動物病院に相談しましょう。
傾向としては数日経ってから発症することも多く、今症状が現れていなくても油断はできません。
チョコレート

チョコレートのカカオに含まれるテオブロミンという成分が中毒症状を起こします。
食べかけのまま出しっ放しのお菓子などに注意!
症状
下痢、嘔吐、発熱など
致死量
体重1kgに対して80〜150g
食べた時の対処法
基本的に飼い主で出来る有効な手段はありません。すぐに動物病院に連れて言ってください。
時間が経つとどんどん身体に吸収されてしまうので可能な限り早く対処を行ってください。
医師に伝える情報として、チョコレートを食べた時間や量、商品名などは必ずメモしておきましょう。
ユリ(ユリ科の植物全般)

食べ物ではありませんが、猫が口にする可能性があるものということでご紹介します。
ユリ科の植物は、花びら、茎、葉、どの部位でも毒性があります。植物全体が非常に危険です。
少しかじったり食べたりしただけで、致死性の中毒を起こし、重度の急性腎不全になってしまう可能性があります。
その結果、命を失ってしまうことも・・
猫と暮らしている方は、「絶対に家においてはいけません」
致死量
少量(少しかじっただけでも命の危険あり)
症状
嘔吐、下痢、呼吸困難、食欲不振等
食べた時の対処法
摂取から24時間以内に治療をしなければ死亡率が高くなると言われています。
疑いがある場合は迷わず動物病院に連絡しましょう。何より迅速な行動が必要です。
【危険度★】食べ過ぎると危険なもの(食べ方に注意が必要なもの)
食べ過ぎると危険だったり、与え方に注意が必要なのもをいくつか紹介します。
あえて与えることはもちろんおすすめしません。
お魚(特に青魚、マグロ)

不飽和脂肪酸が多く含まれるため、大量に食べ過ぎると「黄色脂肪症」という病気になる可能性があります。ビタミンE不足により、しこりや発熱、皮膚の炎症といった症状を引き起こします。
肉類

加熱済みであればそこまで問題ではありませんが、生肉には菌や寄生虫感染の恐れがあるので気を付けましょう。
卵

生卵はサルモネラ菌に感染する可能性があるので猫に与えてはいけません。
また、卵白に含まれるアビジンという成分と猫の体内のビオチンという成分が結合して、体外に排出されてしまいます。
ビオチンが不足すると猫が脱毛や皮膚の炎症などを引き起こす可能性が・・・。
アビジンは熱で働きを失うため、猫に与える際はかならず加熱しましょう。
万が一の事態を避けるために
ここまで説明した通り、猫は常に危険と隣り合わせです。
しかし、最悪の事態は飼い主の意識次第で避けることができます。
ここでは一例をご紹介します。
食事の準備中や食事中はケージに入ってもらう
猫の様子を常に見るのは難しいです。
どうしても見守れない時は、危険のない様に一旦ケージに入ってもらうのも手です。
ケージについては、以下の記事で詳細に紹介しています。
猫に何かあっても気づけるように、外出時も見守れる環境を作る
外出時に猫に万が一のことがあったら大変です。
最近では、外出時も猫の危険に気づける様に、「見守りカメラ」や「リアルタイムで猫の体調がわかるシステム」などの便利な製品が多く出ているので、そのような製品を導入するのも効果的です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
さいごに
今回ご紹介したものは日常で注意が必要な一般的なものの一部だけをピックアップして記載しています。
これ以外にも猫が口に入れてはいけないものはたくさんありますので、その点ご注意願います。
基本的には、人間の食べ物は猫には与えてはいけません。

キャットフードと水が猫にとってベストな食事であることに間違いはありません。
それでもとても欲しそうにしている猫に食べさせてあげたい・・・と思う気持ちはよーーくわかります。
そんな時は、その前にちゃんと食べても問題ない食べ物なのかを必ず調べた上で、与えてください。
ネットで調べる場合は、できれば複数のサイトで問題ないという明記を確認した上で与えるのが確実です。

面倒だと思うかもしれませんが、食べ物については、一つのミスで猫とお別れになってしまう可能性も十分あります。
猫とこれからもずっと一緒に暮らすために「食べ物」については特に気をつけて過ごしましょう。
ねこねこー
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